子供たちに新喜劇を

 

いじめを苦に、自ら死を選ぶ子供たち。

彼らの遺書の中には、その理由としてしばしば

「身体的特徴をバカにされた」

といった文言が出てきます。

 

自殺した本人にとっては

確かに苦痛だったのかもしれませんが、

子供の悪口なんて、大抵は

チビ、デブ、ブス…といった身体的特徴から始まるものです。

そんなことで傷ついていたら、

中肉中背の美男美女以外は

全員、自殺しないといけないことになってしまいます。

本人の性格やその場の状況にもよりますが、

本当は、悪口ぐらいで

いちいち悩んでいる場合ではないのです。

 

そこで。

 

子供たちには、ぜひ、小さいうちから、

「吉本新喜劇」を見せてあげて欲しい。

 

新喜劇は、それこそ身体的特徴いじりのオンパレードです。

辻本茂雄は、何もしていない時でも

「フランスパンを食べながら話をするな!」

と怒られ、

同じく烏川耕一も、何もしていない時に

口笛を吹くな」と怒られます。

浅香あき惠はいつ登場してもブスキャラで、

池乃めだか師匠に至っては、

60歳を過ぎているのに

「ボク」「ミクロマン」「小さいオッサン」です。

 

そうした「身体的特徴」は、欠点ではなく、

実は彼らを引き立てる「個性」であるということ。

そして、そんな「悪口」にへこたれず、

ギャグやノリツッコミで返すところに、

笑いが生まれ、コミュニケーションが生まれるということ。

そのことを、子供たちには新喜劇を見ることで、

肌で感じて欲しいと思うのです。

 

もともと関西には、多少のことなら

ギャグで返してしまう、という文化があります。

大人でいえば、離婚や借金だってネタになります。

それ故に、自殺してしまった子が関西の子だったりすると、

せっかくの「地の利」をなぜ生かせなかったのだろうと、

余計に悔しい気持ちになってしまうのです。

 

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