そのスポーツは面白いのか

 

世の中には、野球が好きな人がいれば、

サッカーが好きな人もいる。

阪神が好きな人がいれば、巨人が好きな人もいる。

 

好きとか嫌いとかいうのは「感覚的」なものであって、

何が正しいとか、間違っているといった

「絶対的」なものではありません。

 

そのことはじゅうぶん承知したうえで、

あえて好き勝手なことを書いてみたいと思うのですが、

 

 

最近、テレビを観ていて、

 

そのスポーツは、本当に「それほど」面白いのか?

 

と思うことが、よくあります。

 

 

たとえば「女子バレー」

メグとか誰とか、人気の選手もいるかと思うのですが、

結局は身長と身体能力の高さが

そのままスコアに出てしまうようにも見えて、

個人的には、どうしてもそれほど興味を持つことができません。

 

あと、「シンクロナイズドスイミング」

観ていてすごいなぁ、とは思いますが、

一方ではどこかの国のマスゲームに通じるような、

ある種の切なさや悲しさを感じずにはいられません。

 

と、そんなことを書いていたら、間違いなく

 

 

「そんなもん、お前の勝手やろ!」

 

と言われてしまうかと思うのですが、

それはその通りとして、

私が言いたいことはもう少し別のところにあります。

 

 

もし、そのスポーツが本当に面白くて、

本当に国民的に支持されているなら、

どうして各テレビ局のスポーツニュースが

「同じように」大々的に取り上げないのかと。

 

たとえばこれがサッカーワールドカップの予選であれば、

中継した局以外のスポーツニュースでも、

必ずそれなりのボリュームで取り上げてくれます。

野球の結果とか、大きなマラソンの結果とかでも、

同じことが言えるでしょう。

 

ところが。

 

バレーボールとか、水泳といった類のスポーツは、

放映権を持っている局と、それ以外の局とで、

取り上げ方に天と地ほどの差があるのです。

格闘技しかり、F-1しかり、なのですが。

 

これはなぜかと言うと、

 

バレーボールにしろ水泳にしろ、それを中継している局は、

視聴率を取らないといけないので、

そのスポーツコンテストをまるで

「国民的行事」であるかのように取り扱う。

 

中継だけならまだしも、「もうすぐ開幕!」みたいな特番を組んで、

キャスターにはタレントを据えて、

とにかく、お祭り感を盛り上げていく。

 

ところが、(ここから先はまた議論をよぶ表現になりますが)

そのスポーツに実際多くの人が関心があるかと言うと

現時点では必ずしもそうではないので、

他局のスポーツニュースでは、ほんの10秒ほど、

結果だけ伝えて終わりということになってしまうのです。

 

 

というわけで、冒頭の私の疑問は、

実は次のように言い換えることができます。

 

 

そのスポーツは、中継の中では

すごく面白いものであるかのように描かれているけれど、

テレビ局の演出なしで見たときにも、

それと同じ面白さを感じるのだろうか?

 

 

そして、ここまで書いて分かったことですが、

私はたぶん、バレーボールとか

シンクロ自体に興味が持てないのではなく、

過剰に取り上げてなんとか人気コンテンツ化しようとする、

テレビ局の思惑に対して興ざめしているのだと思います。

 

だから、バレーファンの人、シンクロファンの人、

決してスポーツ自体を否定している訳ではないので、ごめんなさい。

(否定してるやんけ!と言われそうではあるけど)

 

 

そして、最後になりましたが、

柳本ジャパンの皆さん、シンクロ日本代表のみなさん。

北京オリンピックでも、頑張ってくださいね。 

 

 

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おっさん広告賞

 

昨年の広告界は、

まさに「ソフトバンク旋風」が吹き荒れた一年でした。

 

白戸(ホワイト)家の一族、特に犬のお父さんは、

もはや社会現象と呼べるほどの人気者になり、

その効果もあってか、ソフトバンクは純増数で1位に浮上、

今もそれを維持し続けています。

 

もちろん、各広告賞でもソフトバンクCMは高く評価され、

まずTCCのグランプリが決定、

ACCはまだこれからですが、おそらく、これもグランプリを獲るでしょう。

と言うか、他にライバルが見当たらない。

 

と思っていたら!

 

やってくれました、「テレビ広告電通賞」。

 

選ばれたのは、「空白の一日」をテーマにした、

黄桜の企業CMでした。

 

江川卓と小林繁が28年の時を経て

初めて対面するというこのCM、

私も何かの番組でその制作過程を見たときには、

同じ広告人としての嫉妬や羨望、

一野球好きとしての驚きや感動、いろんな感情が入り混じって、

背中がゾクゾクっとしたのを覚えています。

 

だから、それが選ばれたことには、

個人的には何の異論もありません。

ただ、逆に言えば、電通賞だからそこまで評価された、とも言える。

それはなぜか。

 

広告電通賞の審査員は、名だたるクライアントの宣伝部長とか、

なんとか部長とか、そういった方がほとんどです。

つまり、簡単に言えば、

40代から50代の「おっさん」が選ぶ広告賞、

と言うこともできる。

 

その「おっさん」審査員にとって、「空白の一日」というのは、

間違いなくリアルな記憶の中にある出来事であり、

それが一杯の酒によって和解するという企画は

間違いなく「刺さる」設定だった。

よって、他のどの広告賞でもなく、「広告電通賞」において、

このCMは最高の評価を受けることとなったのです。

 

 

しかし、よくよく考えれば、もともと黄桜の広告は

「おっさん」に向けて発信されているものであり、その意味では、

広告電通賞でのこの評価は「期待通り」とも言えるでしょう。

 

そして、広告の評価なんてものは、

誰が見るかによって当然大きく変わってくるわけで、

その意味では、

「おっさんが選ぶ」「おっさんのための広告賞」

というものが存在したって、全く構わないと思うわけです。

 

 

ただ、それだったら名前は「広告電通賞」ではなく、

思い切って「おっさん広告賞」とかに変えたほうが、

いっそ分かりやすくていいんじゃないかと

個人的には思うのですが。

 

 

※ちなみに補足ですが、「黄桜」は、

グランプリではありませんがTCC賞も受賞しています。お見事。

 

 

 

 

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決定力不足と日本人

 

サッカーを観ていると、しばしば

「日本人FWの決定力不足」

なんてことが話題になります。

 

国際試合での印象は確かにそうですが、

普段のJリーグでも、得点ランキングの上位に

日本人FWの名前はほとんど挙がってこないのだとか。

でも、どうしてそんなことになるのでしょう。

 

私が思うのは、これはどうも日本人の

「国民性」から来ているのではないかと。

 

日本では、あらゆる成果において、

主役の人と同等、もしくはそれ以上に

 

「裏方さん」をきちんと評価しよう、

 

というような風潮があるように思います。

 

 

サッカーで言えば最後にゴールを決めたFWよりも、

その直前にキラーパスを出したMFのプレーに賛辞が送られる。

 

野球で言えば、タイムリーを打った選手と同じぐらいに、

その直前「右方向への進塁打」を打った選手が褒められる。

 

 

「縁の下の力持ち」の存在にしっかりと注目し、賞賛することで、

チームとしての和や、一体感を盛り上げていく。

また、そんな選手の生き様に思いを馳せ、共感する。

日本人とは、どうも、そういうことが好きな国民なのではないかと思うのです。

 

 

とか言いながら、私は他の国の国民性も知りませんし、

そもそもスポーツにおいて隠れた好プレーを評価することは、

国民性云々以外の、常識中の常識だと言う人もいるかもしれません。

 

しかし、中田ヒデとか、中村俊介とか、

小野とか、松井とか、遠藤とか、稲本とか、

MFでは一流と言われる選手がいくらでもいるのに、

FWでは何年経っても「決定力不足」が改善されないという現状を

冷静に見つめてみると、その背景には、

 

 

「裏方こそが美しいという美意識」

幼い頃からくり返し、くり返し、刷り込まれているうちに、

優秀な選手がみんなMFとして育ってしまう

 

というような事実が、

少なからず存在しているのではないかと思ってしまうのです。

 

 

そう考えると、決定力不足解消のためには

単純にもっと主役をほめよう」ということになるのですが、

日本人がそうしてガツガツし始めると、それはそれで嫌だなぁと。

 

むしろ、「決定力不足」という現象が

日本人の美意識から必然的に導かれる結果なのだとしたら、

サッカー選手だけのせいにしないで、

日本人全員で甘んじて受け入れてみるというのが、

 

実は意外と、正しい答えなのではないでしょうか。

 

 

 

 

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歴史的な采配

 

昨日の台湾戦、

ノーアウト満塁からのスクイズには本当に震えました。

 

セオリーから言えば、かなり「あり得ない」作戦です。

満塁からのスクイズはフォースプレーとなるので、

よほどいいバントをしなければホームでアウトになる確率が高い。

ピッチャー前の強いゴロなら、

最悪、ゲッツーになる可能性もある。

もちろん、空振りなどは言うまでもなく。

 

かつ、そこまでの危険を冒して成功させたとしても、

たかだか「同点」になるだけで、

1アウトを無条件に献上してしまう。

つまり、理屈の上では明らかに

「ハイリスク・ローリターン」な作戦なのです。

 

ではなぜあの場面で、

星野監督はスクイズを選択したのか。

それは、あの場面に限っては、

スクイズは決して「ローリターン」な作戦ではなかったから、

ではないかと思うのです。

 

 

勝てばオリンピック出場が決まるという世紀の一戦で、

1点のビハインド。そして7回、ノーアウト満塁。

選手の緊張も極限に達している状態です。

その場面において何よりも必要なことは、

その極度のプレッシャーから選手を解放すること。

それはすなわち、「まず同点」という状態を作り上げることに

他ならなかったのです。

 

事実、同点に追いついてからの日本打線は、

何かの呪縛から解き放たれたように打ちまくりました。

つまり、あの場面でのスクイズは、決して

1点を取りにいったものではなかった。

絶対に勝たなければいけない試合で

星野監督が咄嗟に決断した、

「ハイリスク・ハイリターン」な作戦だった、という訳です。

 

 

監督の采配には、相当な勇気と決断が必要です。

それが結果的に吉と出れば賞賛されるし、

失敗すれば叩かれる。そういうものだと思います。

ただ、同じ「勝ちにこだわる采配」でも、

岩瀬の継投に賛否両論が渦巻いたのに対し、

あの場面でのスクイズに異を唱える人はいなかった。

(かなり確率の低い作戦にも係わらず、です)

 

それは、決断の裏にある監督の想いを、選手の想いを、

それを見ている人みんなが感じ取ることができたから、

共有することができたから、ではないでしょうか。

 

 

今年もあまりいいことがない野球界でしたが、

最後に清々しい試合を見ることができて、

本当によかったと思います。

 

本当に、よかった。

 
 

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賛否両論

たぶん、いま日本でいちばん多く

ブログに書かれている話題だろうと思います。

 

「落合の投手交代」

 

どっちの意見にも言い分はあるし、

どっちが絶対的に正しいというわけでもない。

どっちかの意見を強く主張したら、

賛成派と反対派から、嵐のように

コメントが書き込まれるのでしょう。

(このブログぐらい無名だと問題ないけど)

 

でも、そもそもなぜ、

53年ぶりの日本一、なんて時に

「賛否両論」が渦巻かないといけないのか。

 

それはやっぱり、あの場面での投手交代が、

評論家の皆さんも言うように

「常識では考えられない」ことであるから。

なぜ「常識では考えられない」のか?

それは、おそらく多くの野球ファンが、

その「続き」があることを、何の疑いもなく

心待ちにしていたから。

 

結果がどう出るかということよりも、

その瞬間に自分が立ち会えるかもしれないという興奮

みんなの心の中にあって、

それが意外な形でぷっつり途切れてしまったからこそ

「常識では考えられない」のであり、

「賛否両論」が渦巻いているのです。

 

落合監督の真意は誰にも分かりません。

たぶん、永遠に。

ものすごく邪推をすれば、

所詮2位のチームが、完全試合などという形で

パ・リーグ優勝のチームを倒して日本一になるというのは、

相手に対して失礼だと考えたのかもしれない。

でも、そうじゃないかもしれない。

 

そもそも、日本中の誰一人として、

あの時の落合監督と同じ心境になることはできないし、

それを正しいとか、間違ってるということは、

実はあまり意味がない。

そこには、誰も体験することができない

「極限」の状態に追い込まれた監督がいて、

私たちはたまたまその瞬間に、

立ち会っていたに過ぎないのです。

 

それでも、ただひとつ確かなことは、

あの場面、みんなはその「瞬間」を

待っていたということ。

待っていたからこそ、「賛否両論」が

渦巻いているのだということ。

 

そして、53年ぶりの日本一には、

「賛否両論」という

余計なおマケが付いてしまったこと。

 

それだけは、否定できない事実だと思うのです。

 

 

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野球の神様

 

私は根っからの阪神ファンなので、

いくらか個人的な思い入れの強い文章であることは

承知の上で書くのですが、

 

もし、野球の神様というものが存在するなら、

今年は「阪神」を優勝させて欲しい、と強く願います。

 

今年のオールスター戦。

ファンのために150キロの速球を投げ続けた藤川球児は、

後半戦に肩を壊してしまい、戦線を離脱。

絶対的な抑えを失ったチームは、8月後半に5連敗を喫するなど、

首位中日に大きく水を開けられてしまいました。

 

そのオールスターを「怪我」で欠場した福留は、

直後の阪神3連戦で、計6打点、

3試合連続でお立ち台に上がるという大活躍を見せました。

そして現在も.350の高打率で、チームを牽引し続けています。

 

さらに、8月30日の甲子園、阪神対中日戦。

阪神1点リードの9回表2アウトから、

藤川の直球を捉えた井上の打球は、ライトスタンドへ一直線。

試合はそのまま延長12回、3-3の引き分けとなりました。

もし、藤川の肩の状態が万全なら、果たして井上はその直球を、

バットに掠めることができたでしょうか。

 

考えてみれば今年の野球界。

ボブ・デービッドソンの世紀の「誤審」に始まり、

そのチームを率いた王監督は病に倒れ、

野球漫画のようにファンを魅了し続けた新庄が引退を表明し、

各球団がその集客力に甘えている阪神に対して

「親会社が変わったから30億を支払え」という決定がなされるなど、

ことごとく、野球ファンを失望させる出来事が連続しました。

おまけに来期以降は、セ・リーグにおいても、

無意味なプレーオフが導入されることが決まっています。

 

だから、せめて最後ぐらいは、

正々堂々と戦った者どうしの日本シリーズが見たい、と願うのです。

もちろん、パ・リーグのプレーオフを勝ち上がるのは、

日本ハムであって欲しいと願っています。

 

 

今年一年、野球界の明るい話題はハンカチ王子だけだった、

ということのないように。

残り数試合、野球の神様の存在を信じてみたいと思います。

 

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不思議な国民性

 

亀田興毅-ランダエタ戦での微妙な判定に、

6万件もの抗議が殺到した、というニュース。

 

考えてみれば、ものすごく不思議です。

 

判定が僅差であれ、何であれ、

日本人の若武者が外人のチャンピオンに勝利し、

見事タイトルを奪取したわけです。

 

力道山の昔からそうだったと思うのですが、

本来、体格で劣る日本人が、格闘技で外人に勝つというのは、

それだけでも胸がすくような、

清清しい出来事であることは間違いありません

 

それなのに、勝った日本人のほうが

 

「あの判定はおかしい」

 

「ランダエタ選手に申し訳ない」

 

という反応になってしまう。

 

これはやはり、日本人という民族が、

「公平でない、卑怯である」と感じることに関して

どうしようもないぐらい、

居心地の悪さを感じてしまうからなのでしょう。

ズルをして勝つぐらいなら、負けるほうがいいと。

 

「国家の品格」の中で藤原正彦氏が書いていた

「武士道精神」というものが、

なるほど、確かに今でも日本人の中に根付いているのだなあと、

改めて実感させられたような気がします。

 

ナショナリズムより「公平さ」が優先する日本人。

 

その類まれな才能が発揮されるべき場所は、

スポーツの判定だけでなく、

実は世界中にもたくさんあるのではないでしょうか。

 

各国の利害がぶつかるばかりで、

民間人が何人死んでいても停戦決議すら採択できない

中東のニュースを見て、

ふとそんなことを思ってしまいました。

 

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個人のチカラ

 

阪神の話ついでにもうひとつ。

 

阪神ファンのための携帯サイト、というのが

いくつかあるのですが、

その中で最近、私が特にお気に入りなのが、

スポニチが運営している

 

「スポニチ夢阪神」

 

というサイトです。

 

このサイト、とにかく中身が普通じゃない。

 

例えば、試合速報のページで言えば、

普通は結果だけが更新されていくものなのですが、

「スポニチ夢阪神」では、こんな感じになる。

 

「さあ、赤星。ここはバントでも何でもええから

出塁しときまひょ。

1球目、外角ボール。2球目、カーブでストライク。

なんかやらしい攻め方やなぁ。3球目、赤星打った、

三遊間!を井端がナイスキャッチ。

いらんことすな~

 

明らかに担当記者の感情が入りまくっていて、

まるで居酒屋でオッサンの実況を聞いているような

感じなのです。

 

同じ記者が書いていると思われる

「オリジナル選手名鑑」というのも

やっぱり同じような調子で、

個人的な思い入れや、愚痴、選手への注文などが、

言わばスポニチの「公式文書」として、

関西弁で堂々と掲載されている。

長くなるので引用はしませんが、

これは本当に面白いので、阪神ファンの方にはぜひ、

マイメニュー登録をしてでも見て頂きたい!

 

 

と、ここまで書いて気がついたこと。

 

私が見ているのは

「スポーツニッポン」社が作っているサイトですが、

私はその中の、

ちょっと変わった担当記者の文章や個性に惹かれて、

そのサイトを愛読(?)している。

つまり「スポーツニッポン」というブランドではなく、

あくまでもその「個人」を指名買いしている、

ということです。

 

逆に、もしこのサイトの担当記者が

変わってしまったら、

私が見るのは別に「スポニチ夢阪神」でなくても

よくなるかもしれない。

そう考えると、ブランドよりも、時には個人のチカラのほうが

大きいんじゃないか、とすら思えてくるわけです。

 

長年、会社の中で過ごしていると、

自分自身に「コピーライター」という肩書きはついていても、

実際は「私」の上に付いている「会社」の看板で

仕事を受注し、プレゼンし、納品するということが

いつの間にか当たり前になっていたりします。

 

でも、本当はもっと「個人」でなくちゃいけない。

 

と言うより、会社の中にいても、

個人を指名買いしてもらうことは十分可能だし、

そうなるように努力しないといけないし、

逆に会社とは、そういう個人の集団でなくてはいけない。

 

というようなことを、いつもの試合速報を見ながら、

何となく考えていました。

 

というわけで、

阪神の情報が分かるだけでなく、

仕事の本質まで教えてくれる

「スポニチ夢阪神」。

皆さんもぜひ一度、

マイメニュー登録をしてご覧ください。←なんじゃそら

 

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そこまで言うなら

 

正直、今年の阪神は優勝しなくてもいいと思っていました。

 

レギュラーは固定されていて、顔ぶれも去年とほぼ同じ。

それに何より、バントなし、エンドランなし、

赤星以外は盗塁もなしで、

打てばいいけど打たなきゃ負けるという今の岡田野球が、

いち野球ファンとしては非常につまらないからです

 

だったら、古田兼任カントクのヤクルトが優勝して

お祭り騒ぎになってくれたほうが、

よほど野球界全体としては面白い。

本心で、そう思っていました。

 

でも、その考えは改めます。

 

阪神は、今年、何が何でも優勝しなければなりません。

 

なぜなら阪神は、親会社が変わったという理由で、

プロ野球機構だかどこかに、

30億円もの「保証金」を支払わないといけないからです。

オーナー会議でそう決まった以上、従わざるを得ないらしい。

 

しかし、どう考えても理不尽です。

 

阪神は身売りしたわけでも、

親会社ごと買収されたわけでもありません。

ただ、村上ファンドに振り回されて、

阪急と経営統合という道を選択せざるを得なかった。

その事情を、誰もが知っているはずなのに、

 

「協約にそう書いてあるから30億円払え」

 

という乱暴な決定がなされてしまう。

 

厳密にルールに従えばそうなってしまうのか、

阪神という人気球団に対するやっかみなのか、

阪急という企業に対しての不信感があるのか、

その理由はよく分かりません。

ただ、そもそもが「被害者」であるにもかかわらず、

いま日本でいちばんファンから愛されている球団が、

よく分からない理由で30億ものお金を払わないといけない。

そんな決定を安易に下す他球団のオーナーたちに、

強い憤りを感じるのは、私だけではないはずです。

 

というわけで、今年の阪神は、

やっぱり何が何でも優勝しないといけません。

優勝して、30億を優に超える経済効果を、

自分たちの手で創り出してやろうではありませんか。

もう、つまらない野球でも何でもいい。

優勝して、もっとつまらないオーナーたちのハナを

あかしてやろうではありませんか!

 

 

…それにしても、やっぱり30億はちょっと、高すぎます。

せめてその一部を、年俸2億4千万の片岡で払うというわけには、

いかないものでしょうか。

 

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アニキの言葉

 

昨日、阪神タイガースのアニキこと金本知憲選手が、

904試合連続フルイニング出場、という

とてつもない世界新記録に到達しました。

 

いち阪神ファンとして、阪神から、

これだけ偉大な選手が誕生したことを、

本当に嬉しく、誇らしく思います。

 

そして、セレモニー後の記者会見で、

彼が残したコトバがまた素敵でした。

 

いろいろなやり取りが続き、会見も終わりに近づいた頃。

記者からの

 「どうすれば休まずに試合に出続けることができるのか」

という質問に対する、アニキの答え。

 

「仕事に対する責任感、それだけだと思います。

でも息抜きも必要なんで、

一般の方も、

有給ぐらいは有効に使って欲しいですね

 

…なんと素敵なのでしょうか。

 

おそらく、会見を見ていた多くの「一般の方」は、

 

「金本もこれだけ頑張ってるんだ。

自分も負けないように頑張らないと」

 

と思ったに違いありません。

でも、そんな多くの「一般の方」に対し、アニキは

「いや、休むことも大事だよ」

と、優しく語りかけてくれたのです。

皆さんには皆さんのペースがあるから、

それを崩してまで頑張る必要はないんですよ、と。

 

これは本当に、やり遂げた人、登り詰めた人にしか、

言えないコトバだと思います。

逆に言えば、人を動かす力のあるコトバというのは、

その人自身の生き方経験に裏づけされた重みからしか、

出てこないんだなあと思いました。

 

というわけで、

私も彼の言いつけを守って、

きちんと有給を取ろうと思います。

ええ、どちらかと言えば「一般の方」なので。

 

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