窓拭きを考える
最近は建築技術の進歩もあってか、
30階建てのオフィスビルとか、超高層のタワーマンションとかを、
あちこちで見るようになりました。
でも、いつも納得いかないのが、
こと「窓」に関しては、
未だにゴンドラに吊り下げられた人たちが、
人の手で拭いているという事実です。
一方では震度7の地震が来ても動じないような
高度な技術がありながら、
一方では窓ひとつ、拭くことすらできない。
これはどう考えてもおかしいような気がします。
そこで今回は、
私が考案した、ビルの窓拭きに関する
画期的な技術をご紹介したいと思います。
まず私が注目したのは、
いくらビルの窓拭きが大変だと言っても、
それは「外側」に限った話である、という点です。
内側に関しては、バケツとぞうきんと脚立さえあれば
誰だって簡単に拭くことができます。
そこで。
窓ガラスの左右の中心に、何か軸のようなものを作り、
「外側」と「内側」を回転させる。
そう、忍者が壁の向こうに隠れるときの「あれ」と同じです。
これにより「外側の窓」は「内側の窓」になり、
それを定期的に繰り返すことで、
どちら側の窓も簡単に拭けるようになるのです!
ビルの窓の表裏がいっせいに入れ替わるという光景は、
都会の名物にもなることでしょう。
また、窓に絵や文字を書いておけば、
それを一瞬で別の絵や文字に変えることもできます。
PL学園の応援団がやってる「あれ」と同じです。
その文字を「広告」にすれば、
ビル全体が巨大な媒体になり、貴重な収入源ともなります。
表はビールの広告、裏は胃腸薬の広告と、
両面を使ってコラボレーションすることも可能です。
万が一、窓にクモっぽい扮装の男が貼りついていれば、
窓ごと回転させて捕獲することもできます。
そうなるとクモ男は、
もはや入り口から普通に入るしかありません。
と、考えれば考えるほど
メリットだらけの「回転窓」。
まずは弊社の本社ビルが、世界に先駆けて、
その効果を実証してくれるのを楽しみにしています。
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