賛否両論
たぶん、いま日本でいちばん多く
ブログに書かれている話題だろうと思います。
「落合の投手交代」
どっちの意見にも言い分はあるし、
どっちが絶対的に正しいというわけでもない。
どっちかの意見を強く主張したら、
賛成派と反対派から、嵐のように
コメントが書き込まれるのでしょう。
(このブログぐらい無名だと問題ないけど)
でも、そもそもなぜ、
53年ぶりの日本一、なんて時に
「賛否両論」が渦巻かないといけないのか。
それはやっぱり、あの場面での投手交代が、
評論家の皆さんも言うように
「常識では考えられない」ことであるから。
なぜ「常識では考えられない」のか?
それは、おそらく多くの野球ファンが、
その「続き」があることを、何の疑いもなく
心待ちにしていたから。
結果がどう出るかということよりも、
その瞬間に自分が立ち会えるかもしれないという興奮が
みんなの心の中にあって、
それが意外な形でぷっつり途切れてしまったからこそ
「常識では考えられない」のであり、
「賛否両論」が渦巻いているのです。
落合監督の真意は誰にも分かりません。
たぶん、永遠に。
ものすごく邪推をすれば、
所詮2位のチームが、完全試合などという形で
パ・リーグ優勝のチームを倒して日本一になるというのは、
相手に対して失礼だと考えたのかもしれない。
でも、そうじゃないかもしれない。
そもそも、日本中の誰一人として、
あの時の落合監督と同じ心境になることはできないし、
それを正しいとか、間違ってるということは、
実はあまり意味がない。
そこには、誰も体験することができない
「極限」の状態に追い込まれた監督がいて、
私たちはたまたまその瞬間に、
立ち会っていたに過ぎないのです。
それでも、ただひとつ確かなことは、
あの場面、みんなはその「瞬間」を
待っていたということ。
待っていたからこそ、「賛否両論」が
渦巻いているのだということ。
そして、53年ぶりの日本一には、
「賛否両論」という
余計なおマケが付いてしまったこと。
それだけは、否定できない事実だと思うのです。
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